STORY.01

1/15 7:36 a.m.

最近、夫の様子がおかしい。
スマホをよく見ている。
もしかして、前から欲しがっていたゴルフクラブを
隠れて買おうとしているのかなと考えながら
ぐつぐつ煮立つ鍋をかき混ぜた。

2/5 8:05 p.m.

夫が帰って来ない。
時計を見ると、いつもの帰宅時間より1時間は過ぎている。
遅くなる時には一言連絡があるので、少し胸がざわつく。
そんな時、玄関の鍵を開ける音がした。
ようやく帰ってきた。

「ただいまぁ。」
のんきな声で夫がリビングに入ってくる。
無事だったことにほっとしながら、
夫が何かを後ろ手に持っていることに気付いた。

「今日、2月5日は笑顔の日らしいよ。」

そう言って照れくさそうに私に花束を差し出した。

それはバラの花束。

突然のことに驚いて、ぽかんとしてしまう。
「あれ?笑顔にならない?後輩の真似をして買ってみたんだけど。」
残念そうに言う夫。

ああ、最近隠していたことはこれだったんだ。
そう思って肩の力が抜けた。
同時に嬉しさが込み上げてくる。

「ありがとう。嬉しい。」
思いがけないプレゼントに、私は笑顔になった。

さて、花瓶はどこに収納していたかな?と記憶を辿っていたら夫が「そのまま飾れるようになっているらしいよ。」と教えてくれた。
「栄養剤入りの水が入っているんだって。」
「そこまで手をかけてくれているんだ。すごいね。」
花瓶を見つけるのに少し時間がかかりそうだったので、良かった。
リビングのテーブルの上にそのまま飾る。
うん、いい感じ!

※この物語はフィクションです。

2/12 9:50 p.m.

数日後、時間がある時に花瓶を探して新しい水で活けかえた。

あれから、1週間。
花は毎日違った表情を楽しませてくれる。
日に日に花開き、今では鮮やかな笑顔だ。
1日の家事が終わった後のひと時に、
お茶を飲みながら花を眺めるのが日課になった。

2月5日は笑顔の日。
来年は、私が夫に花束を贈ろう。

ピポローズブーケのラッピング

ピポローズブーケのラッピングはステム(茎)を覆うフィルムの中に切花栄養剤入りの水が入った構造です。
湿らせたティシュでくるみ保湿したブーケと違い、配送中に水枯れすることもなく、花瓶がなくても飾れます。
(お届け先不在で宅配便の持ち戻り&翌日配達になっても花がしおれていないので良い等の声を頂いております。)
※長く楽しむためには、新しい水での活けかえをお勧めします。
活けかえや、水の補充の際に使う切花栄養剤もお付けしています。
希釈率が重要ですので、水の分量を量ってお使いくださいね。

HAVE ALL

必要なものが全て揃うから安心。
あなただけのオリジナルブーケを贈ろう。

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